本専攻ではアカデミックな心理学とともに、心理援助学を学習・研究の対象としている。心理専門職でなくとも、対人援助・ヒューマンサービスに関わる職業においてカウンセリングは必須の援助法となる。そこで、対人援助に関わる可能性のある人は、カウンセリングを理解し、スキルの習得をしておくことが望ましい。特定の理論や方法のみを学ぶのではなく、心理援助学の基本としてのカウンセリングを、バランスよく体系的に学ぶ必要がある。本授業では、個々人の発表とディスカッションを通して、カウンセリングの全体像を俯瞰的に把握することが目的である。
学生の到達目標
1.発表及びディスカッションを通じてカウンセリングの様々な理論や方法を整理する
2.相対比較、俯瞰的に、カウンセリングや臨床技法の全体像を把握する
(興味のあるものはさらに、実技演習へと進むことが期待される。(カウンセリング実技演習-Ⅰ&Ⅱの授業))
担当:齋藤 梓
(臨床心理学専攻所属)