本講義では、言語発達の機序をふまえたうえで、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、限局性学習症(SLD)等に認められる言語コミュニケーションの特性と支援の方法について学ぶ。言語や言語の基盤となる認知的評価については、WISC-IV等の発達検査の演習を交え実践的に習得する。さらに、コミュニケーションに障害のある人が、幼児期から成人期にかけて家庭や地域社会で直面する課題(集団不適応、学習不振、ひきこもり等)を知り、支援の実際について知識を深める。
学生の到達目標
1.社会生活を送る上で必要なコミュニケーションとは何かについて学ぶ。
2.言語発達を評価する発達検査の内容および実施や解釈の方法を学ぶ。
3.発達障害に見られるコミュニケーションの特性を知り、特性に合わせた支援を学ぶ。
担当:温泉 美雪