心理学の専門家は、アスリートやスポーツに携わる人々に対して、どのような支援ができるだろうか。ここでは、こころとからだ関係に注目して、スポーツ選手、コーチなどスポーツ関係者への心理的支援をテーマに授業を展開する。トップアスリートのスポーツ活動に関する事例や資料を用いて、問題提起し、スポーツ・心理学に関する基本知識を整理しながら、問題解決のための方法や方策について検討する。また、あがり防止に用いられる呼吸法とその成果を評価するための生理心理学的指標の記録についても体験してみる。
学生の到達目標
1.アスリートやスポーツに関するテーマについて心理学の専門的知識に基づいて討論できるようにする。
2.スポーツ心理学に関する基本知識を整理しながら、問題解決のための方法や方策について検討することができるようにする。
3.生理心理学的測定装置を使って心身の状態の評価ができるようにする。
担当:奈良 雅之