発達心理学においては生涯発達という視点が近年,定着してきている。また学校現場や保育現場における発達障害の子どもたちへの特別支援の必要性から臨床発達心理学という視点も学ぶことが大切な時代にきている。それにともない,本講義では乳児期から高齢期までの発達理論について概観しながら,各発達段階にみられる心理的諸問題について考察していくことにする。さらに認知発達の障害やその対処方法についても触れる予定である。
学生の到達目標
1.人間の各発達段階にそってその特徴と発達課題等を理解する
2.学んだ知識を大学院の他の領域に生かしていく
3.自分の修士論文の研究テーマで学んだ知識を生かしていく
担当:小野寺 敦子